生死

戦友のお父様が重たい病にかかりました



生きている以上、誰もが平等にいずれ死を迎える。



不死身な生きものなど、この世に存在しない。



でも何故か、不公平としか思えないタイミングで、それを迎える方が…
時として存在する。



何故そのタイミングで、その人でなくてはならないのか。
世界中の虐待被害児たち。
聖香ちゃんも…



強姦魔に殺人鬼…
この世には死んでもいいのではないかとすら思わざるを得ない、
そのような感情に襲われても致し方ない存在も居たりする…。



でも彼らは法に守られることを含め、時として生き残る。



私の知る魔物と怪物たちもその類だと感じている。



何の自慢にもならないが、彼らが死んで安堵することはあっても、泣くようなことはない。
私は。
(かつて裏ノワを読んで下さったかたには、この意味が伝わると思う。)



戦友の涙。
お母様やお兄様の思い。
そして…お父様が在ること。



私は何ができるのか。