もう1週間・・・(追記あり)

マイケル・ジャクソンが亡くなって、もう1週間が経った。
あれから作品を聴いたり観たりしていたけれど、本当に激しい生涯を送ったかたなんだなと・・・
改めて実感した。

近年と言っても、もう10年以上前の楽曲だけれど、私はこの ♪CHILD HOOD がとても好きで。
というか最も共感した作品であり歌声です。
(アルバムとしては 【OFF THE WALL】 が好き。
エンターテインメントとしてなら ♪BEAT IT かなあ。
素晴らしい作品だらけなので選びきれない。)



幼少期の実父による‘躾’‘リハーサル指導’という名の虐待。
深くついた心の傷。
肌の病気。
‘芸術家マイケル・ジャクソン’で在る為の心身の負担。
常に狂気と羨望に晒されていたであろう絶望と怒り・・・



それでもギリギリのところで、ずっと自身の透明感を揺るがせずに居たという事実。



某TV局の報道を見たけれど、あまりの愚かな言動と視点のオンパレードで、これ以上ない落胆を覚えた。
追悼とは名ばかりの稚拙で愚かな内容を繰り返す出演者たち。
己の低俗さを公共の電波に乗せ、恥ずかしげも無く露呈させる彼らに、心の底から哀れみを感じる。




あなたがた、何を聴いているの?何を観ているの?



人の本質は声(音)に、目に、現れる。
上っ面を繕っても、その本質だけは絶対に隠せない。



機能不全家族を生きた子供は、差こそあれPTSDを発症してしまうケースが多い。
それは病んでいるというより、ごく自然な反応だ。
それに毒されて、毒以外の何者でもない親と同じ道を辿って行く方が、病み方としては深刻だと私は考えている。
現代のむごいニュースで流れる犯罪には、こうした背景が根本要因になっていることが物凄く多い。
マイケル・ジャクソンのように自傷的な行動に偏ってしまう場合、むしろ他を傷つけるような方向には走りにくい・・・
完璧であろうとする自責の重さと、自己評価の低さ(もしくは厳しさ)もベースとなり、自らを追い詰めてしまうからである。



聴く耳を持たない、観る目も無い。
そんな五感の鈍い人間が、気安く追悼などと語るべきではない。



また、残された3人のお子さんの生みの母についてのニュースもむごいもの。
下記はそれについての私のメモ書きから転載。↓↓↓



母親という肩書き(権力と言ってもいい)を持っていれば、何をしても言っても許されると思っている愚か者があまりにも多すぎる。
このニュースが事実だとしたら・・・



人の縁は血縁かどうかで図れるものでは決して無い。



マイケルとお子さん達は血のつながりは無かったのかもしれない。
だけど、こういう金儲け主義の野心むき出しの女よりよほど愛情を注いで暮らしていたのではないだろうか。



人間性というのは声(音)に、目に、顕著に現れる。



私はマイケル・ジャクソンという芸術家の音楽がとても好きだし、素晴らしいと感じている1人のファンに過ぎない。
が、マイケル自身が幼少期に実父から躾と言う名の虐待を受けて育ち、その孤独と恐怖と苦しみを背負いながら生きた人として、最も共感している。



野心を持とうが金欲に溺れようが、この母親の在り方は自由。



だが、例え容器であっても僅かでも母として過ごした時間があるのなら、もっと子の傷みを想定して言葉を発するべきである。



このような言動や出版を公言することで、自身が腹を痛めて生んだ子供たちがどれだけ傷つくか・・・



何年か前のドキュメント(マイケル自身の反論番組も制作された)を観る限り、もう少しまともな母親かと思いたかった。



でも違った。



子供を巻き込んで、亡くなったマイケルに鞭打つような行い。
その子供を傷つけ盾にしての売名と可哀相ぶる母親。



権力、金銭・・・こうした現世的利益の追求が、人を狂わせる。



激しい憤りをおぼえる。



以上、転載終わり。



命はいつか朽ち果てるものだ。
人の数だけ違うそれぞれの必然的タイミングで皆、平等に、必ず。



マイケル・ジャクソンという人は、芸術家として地上に降りてきて、全身全霊で命をまっとうしたのだと思う。
これ以上ない程の才と、心の強さを持ち、生きた人なのだと思う。



芸術家として心の底から尊敬と、サバイバーとしての共感を・・・
本当にありがとうございました・・・
そしてお疲れ様でした・・・




(以下、追記です)




今日7月29日は上弦の月
マイケル・ジャクソンが他界されて、1回目の月命日を4日過ぎたところです。
あれからずっと、改めて作品を聴き続ける日々です。



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