1番大好きだったジャズベーシストの岡田勉さんが他界されたことを知った。




あの深い深い音色と、一切の無駄も押し付けがましさもない。
どこか官能的に感じさせるのに透明感もあって、本当にお人柄なのだろうなと聴こえていた。
初めて聴かせて戴いたのは、やはり野力さんとのDUOだったのだけど本当にあそこまでカルチャーショックを受けたベース音は初めてだった。




ちょうど妊娠中に、偶然に横浜駅前でちゃりちゃり自転車漕いでいるところにお会いしたことがある。
あの気さくで包容力ある笑顔で、ただの1リスナーの私に気付いて手を振って下さったこと。




スフィンクスくんに1度でも生の音を聴かせたくてタイミングと場所を見計らっていたけれど、叶わなかった。




命は皆平等にいつか消えて行くものではあるけれど、嘘であって欲しいと。
ショック過ぎて、ご冥福をお祈りするような気持ちとして今日はまだどうしても整わない。
度々あの物凄く深い音を聴かせて戴けたことに感謝するだけしか、今日は。