土壌が届いた日

10年前の昨日の消印。
そして忘れもしない10年前の今日、その土壌は私の手元に届いた。
少し変色してしまった封筒。
糊が乾いて封筒から浮いたセロハンテープ。
でも手書きの文字は不思議と色あせていない。
今はまだ歌う事はできないけれど、私は確かに我が子と共に、その土壌の上に旋律の上に立っている。
信念さえあれば真摯でさえいれば、自ずとまた歌えるように成ると・・・
そう感じる。