あと少し

踏ん張る力が欲しい。
もうあと少しだけ。
できれば時間も。
あれから状況は前進している。




こうしたことにエネルギーをかなり使うということは、既に
12年前にも経験済み。
でもあの頃は今ほど疲れを感じなかったのは若さだろうか。
勢いと、とにかく逃れたい〜知られたくない〜知られてはいけない
気持ちの強さが功を奏していたのか・・・




はっきりと違うのは、今はスフィンクスくんが居てくれること。
だからこそ絶対に負けてはいけない戦い。
そして、昔は私自身の中に息づいていた怒りと絶望の体感そのものが
強かったが、今回は逆であること。
ここに到達するまでの間、恐れと失望感は充分に堪能した。
それを土壌にしないと戦えない。
戦いの場では、ただ戦いに徹せねばならないのだ。
情念の重さに苦しんではならない。
悲しんでいる暇も無い。
感傷に浸っている場合では無い。
現実を見るのだ。





今時季は毎朝クチナシの香りに癒される。
そして、あの森に。
癒されはしないが、夢に出てくる友人にも奮い立たされるものがある。




戦い抜くこと。
そして受け皿を深くすること。
スフィンクスくんに恥じるような生き方だけは絶対にしない。