KOD ALL OUT

日曜日、WBAボクシング/Sフェザー級世界チャンピオン・内山高志さんの写真展+トークショー【KOD ALL OUT】にスフィンクスくんと2人で行って来ました!
展示されている作品は、写真家・山口裕朗さん撮影のもの。
書籍「心は折れない」でも掲載されている写真が多くありました。




チャンピオンの実践や真摯な在り方は、
リングやジム以外の場でも同じなのだろうなと想像するに容易く、同時に深く重く響くものでした。




産後たまたまTVで観た三浦戦(世界戦V3)からファンになり、
息子がもう少し大きくなるまでTV観戦しか出来そうもないけれど・・・
内山さんへ挑戦した選手が受けたボディブローの重さってこんな感じ
なんだろうかと想像し、捉えています。
毎回パンチの音がすごく重いというか深く速く入る感じ。
それくらい、この写真展+トークショー当日に、息子の手を握って(つまり、私から息子に対して足りていない母としての優しさや器を
一瞬で補って)下さっていたことは、深く重い自戒に通じました。





ファンサービスとは言え、こんなに優しく力強く子供の手を握れる人が、他に居るでしょうか。
※この写真は山口さんではなく、会場のスタッフさんが撮ってくれたものを、私が切り出し編集したものです。

帰路の電車内でこの写真を見て初めて気付き、「内山さん、手握ってくれたの!?」とスフィンクスくんに訊くと
「うん。手つないでくれたよ。照れちゃった!」と息子。
・・・確かに息子本人はそっぽ向いた状態で写っています^^;
(会場に到着するなり写真家・山口さんも息子にお心遣い下さる等、息子は内心にこにこ表面は緊張しまくり、私はただただ感動しっぱなしの1日だったのです。)



優しさ=優れているということであり、それはそもそも揺るがぬ信念と真摯さを強く持ち合わせている人しか身に着けられないもの。
それは私も常々憧れ目指す在り方ですが、こうした形で観せられました。
山口さんの作品そのものや、愛用されているカメラについてのお話もやはり
同様のスタンスをとても感じるものでした。




そうした実践は時間の長さではなく、やはり質の問題で、ものすごい速度で
打つパンチや、どの瞬間にどのパンチが必要なのかを見極めて選択(判断と行動)することと全く同じなのだなと。
また当然ながら、それを実践する為の毎日の鍛錬や在り方が合致しているからこそ。
必然的なタイミングで、必要なパンチを速く深く打つ。




常に芯から、真のチャンピオンの内山さん。
「ベルトは4つ(WBA・WBC・WBO・IBF4団体分)
あるから統一しながら防衛も重ねられたら」という主旨も、トークショーで話されていました。
聴いただけでもわくわくします。




今回の写真は母として自戒の1枚。
私はこの器と優しさと力強さを身に着けた母親に成らなきゃいけません。
「優しさや器や力強さって、こうですよ。」と教えて戴いたのですから。
言い換えれば、それが全然足りず備わっていないことを見極められたこそ、こんなにズシンと重いパンチを打たれた。
己を恥じています。




写真展は、作品は美しかった。
(語彙が無い自分が悔やまれる。)
トークショーの内容も貴重なエピソード満載で、気付きにも通じる場面がたくさんあり、楽しかった!
ですが、それ以上に総合して重かった。
歴代の挑戦者選手が受けたのと同じボディブロー位と勝手に捉えてしまえる位、とにかく重く効いています。
息ができないとか立てない感じの重さが、イメージできてしまう。
(パーラ戦を思い出して、録画観てしまうほど。)



内山チャンピオン、これからも息子と2人で応援し続けます!!