お友達の言葉

昨日、仕事(占い)のことでお友達に相談しました。


私自身の感覚では理解が難しいご依頼だと、接客中に迷いが出ます。深刻なご依頼内容であるほど。
私たちには当然、守秘義務があるので、仕事そのもののアドバイスを貰うこと自体が非常に難しいのですが・・・。
占いサイトでは恋愛のご相談だけでなく、夫婦や恋人間のDV・職場のセクハラ・育児や児童虐待の問題にも取り組んでおりまして、最近は特にそうしたご相談内容がかなり増えています。
先月のシンポジウムの件でも、まざまざと現実を見せ付けられたので、より多角的な勉強と具体的な取り組みをしたいと強く強く思っていまして。


(下記はお客様の承諾を得て掲載しています。)


そんな中で、昨日も恋人間のDVについて鑑定依頼を受けました。
お客様ご本人様はその自覚をお持ちでなかったので、今までで1番難しいセッションでした。
細心の注意を払って言葉を選んで対話を試みるのですが、被害当事者であるお客様はそのむごい毎日が当たり前になり過ぎていて、DVだと認識されていらっしゃらなくて、もちろんご自分の症状がPTSDの1つであることも認識されていませんでした。というかDVという言葉すらもご存知なかったそうです。
でも、実際に無自覚なのはよくあることですけれど・・・。
大抵の場合、被害当事者は「自分が悪いから暴力を受けている」と自責の念にかられている方々が多いようです。


そこで私は恋人間のDVに詳しいお友達にアドバイスを求めました。
彼女は作家。そんな彼女はこんな風に答えてくれました。


「相手と自分が違う人間で、
それぞれの人生を歩む中でしか、
互いを助けられない事を諦められれば、
新しい景色が見えて来る。」


!!!


彼女の言葉は私自身にも突き刺さりました。
解放すること。もっと解放すること。


人の縁は物理的距離や血やお金で繋がる物ではないと・・・私は常日頃から思っています。
つまり、どんなに近くに居ようと血が繋がっていようと因縁である現実もあるってこと。
逆に、2度と会えないような距離で離れても(死別を含めて)、しっかりと結ばれている縁もあるってことです。
私はこれらのことを日々感じていて、接客中にもお伝えする場面が多いのですが・・・
彼女は総まとめにして言ってくれました。


野力さんにも1年くらい前に言われたのね。
「助ける能力が身に付いた時は、助けたいって思う前に助けてるよ。
それが20年後でも30年後でもいいじゃん^^」って。


近すぎて理解できない事があるように、離れて初めて・時が経って初めて知り、理解し、助けられるんだと思う。
自分自身が心身ともに健康で、ほんとの笑顔でいたら、それだけでいいと思う。
だって、私は。私の大切な人たち(お客様たち含め)がそうだったら、それだけで嬉しいし幸せだもの。
一緒に笑えたら握手できたら、もっと嬉しいけど^^;
だから「自分ありき」なんです。


でも、一緒に居られないときは、ただひたすら願うのみ。
元気で居て。美味しい物食べて。安眠して。いっぱい泣いて、自由で居て。
自由に空に帰って行かれた方々に対しては、ただ、ありがとうの気持ちだけ。


皆、それぞれの人生なんですよね・・・^^。