どうしようもない

何の為に占術理論を学んでいるのだろう。
御依頼者様へのセッション=仕事には活かせるのに、何故こうも自分のことになると活かしきれないのか。
自分のどうしようもない愚かさを、心底情けなく思う。




‘私’というものへの把握。
今は水星が逆行中。
そうしたことまでは活かせている。
ひとまずは感情を抑えること。
理不尽さや冷淡さに驚愕しても、それを爆発させないという心の管理。



でも、私・対・人となる時、この‘人’への認識を鈍らせるのは、私自身の愚かな感情に他ならない。
窮地に立たされる時、その‘人’が過去に投げかけてくれた言葉やポーズを、信じてしまう。
誰かを信頼するという思いは、時として依存心へと傾倒するということをよく知っているはずなのに。



‘人’は何気なく自身が発した言葉を記憶していないこともある。
また、ある星の配置によっては、【サービス精神のポーズにより投げかける言葉】が日によってコロコロ変わるので、投げかけられた側を混乱させる。
悪気無く。自覚も無く。
まるで手のひらを返すように。
ある日とある日をつなげれば矛盾が。
つなげなければ‘その日’の正論が。
物質でなく、そのポーズに失望する・・・。



‘私’はもっと違う表現をするな・・・
いや、それはあくまで‘私’=のわの物差しであり、‘人’は‘人の数だけ’違うものだ。
解析を怠らず、しっかりと‘人’の物差しを認識していれば、手のひらを返されるという感覚になることもなく「なるほど、らしいな。」で済むことなのだ。
それが出来ない=自分の愚かさの露呈。



どんな時も、誰かの傷みに共感し分かち合える人間でありたい。
そして、その場で出来うる限りのことを(物凄く小さなことでも)、そういう役割をまっとうできる人間でありたい。
【形式でない理解と表現】ができる人間でありたい。



侵略者のエゴ。
それに喜んで支配されている者の狂った言動。
どこかに幽閉されているお姫様のような・・・真実を何も知らない彼女の言葉。
また、そういう輩との和解(?)を促す人。
彼らには彼らの物差しと必然がある。



勢い任せにまくし立てられると、硬直して感覚がショートするという昔の名残りが出る。
それにより、しなくてもいい謝罪や約束をしてしまう弱さ。
どうしようもない馬鹿だなと我ながら思う。



私は降りる場所を間違えたのかもしれない・・・
が、それが必然なのである。



自己犠牲で生きるべきテーマがある人には、生涯それが。
それとは別のテーマを生きる人にも、同じ。
そして、そのそれぞれの裏側にある業。
決して交わる事はない。
とうに役目は終わっているのだから。
戒めとして‘役割’を私自身にももっと活かし、認識し続けるべきだ。