支配〜侵略の正統性?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091015-00001032-yom-soci



上記を含む、ここ数日の虐待関連のニュースについて書かれているブログ等をいくつか読んでみた。
小さな女の子の頭を柱に打ち付けて殺した母親のニュースにも、絶望したばかりだというのに・・・
絶え間なく、むごい現実が流され続けている。



殆どが母親に対する批判。
でも少数派で『子育ては大変』『極限状態になる親の苛立ち』等の権利を主張しているものも…



個人差こそあれ、【親】という肩書きを持つ立場であれば、子を虐げる可能性を、差こそあれ誰もが秘めているのだと思う…

実際こうして世界中で虐待や性暴力のニュースが流れ続ける今、
毎回ほんとに氷山の一角だと痛感せざるを得ない。
少なくとも【親】は、己の大変さや権利を主張する術を持つ。
でも小さい子供は虐げられるばかりか、傷みや恐怖の現実を伝える術すら持てないケースの方が圧倒的に多い。



『苛立ったから』『協力してもらえないから』『宗教的な躾と問題で』等々…
こうした言い分を主張し保身するのは大人の特権である。
毒親に心身共にボロボロにされ、長く(生涯)後遺症に苦しむ子たちの声は、きっとこの【親】には届かない。



失語症パニック障害など様々な精神系疾患、自力で逃げられなくなる程の怪我を負わされ、身動きできない子供。
水玉模様のように無数のゴルフボール跡や、火傷〜痣をつけられた背中…
たくさんの円形脱毛症ができた小さな頭…
こうしたお子さんたちに多く出逢い、強く共感し続けている。
これでもまだ【親】という肩書きの大変さのみを主張しますか?



虐待する人も居ればしない人も居る。
【子】と同じ環境に置かれても2つのパターンに分かれるのだから。



何故その【親】が【子】を支配し侵略する(虐げる)側に回るのかを。
その要因と本質を見つめなければ、むごいニュースは増え続けることはあっても決して減ることはないだろう。

毒親から支配〜侵略を経験した者が、同様の罪を繰り返す現実が 少なくないから、私自身とても恐怖を感じる。
今だから、特に・・・