凶悪犯罪者

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100731-00000907-yom-soci
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100801k0000m040092000c.html




昨日の続き。




傲慢で稚拙で無責任で、あまりにも安易で。
救いようのない狂気の沙汰だ。




毎年この時期はパチンコ屋の駐車場に置き去りになって
死んでしまう子供たちのニュースが定例だった。
今年はそれが少ないと嬉しく思っていたのに。




前々から思っていることだが、【パチンコ屋などは
身分証明書を提示させて未成年の子供が居る人間は
出入り禁止】にするなどした方が良いなと。




ホストクラブも同様にしていただきたい。
現実逃避の悦楽に大金を使う客たち。
子供が居ない女性なら、自堕落に陶酔していても
それは自己責任であり同情はしない。
行き着くところまで行き、壊れればよいと思う。
自身が粉々に壊れなくては解らないのだろう。




でも、それはあくまでも独身・小さな子供が居ない
条件に限定するとして・・・




でも何の罪もない子供たちが、ある意味で凶悪犯罪以上に
残忍な死に方を強いられ、加害者である親たちはのうのうと
生きている。




虐待に関する日本の法律も対応も極端に甘い上、
遅れすぎている。




どうせこの加害者も死刑にはならないだろう。




この2人のお子さんたちと全く同種の環境に置かせ、
終身刑にして欲しいとすら思う。
死ぬギリギリのところで、苦痛と絶望を味わうべきである。




ただでさえエアコンが効かないと感じるくらいの猛暑。
そんな中で飢え、乾き、悲しみ、絶望して・・・
気の遠くなる長い時間を苦しみ、最期のギリギリの時刻まで
声を挙げ続けた子たちの心身の傷みと痛みは想像を絶する。




両親揃っていても育児が大変と感じることは確かにある。
が、親(上)子(下)というような上下関係ではないのだ。
対等な人間関係であり、物理的にお世話をするのは役割であり
親という権力の元ではない。
そうではいけない。絶対に。




親が責任や役割意識でなく「私(僕)が親」と自己過信する時、
こうして我が子を支配〜侵略するようなむごい現実を
引き起こすのである。




つい先日、彼と戦友と3人で出掛けた際に、新生児を抱っこして
尚且つ2歳くらいの坊やとそのお姉ちゃんに当たる女の子を連れた
母親と遭遇した。
その子達のおばあちゃんに当たるであろう初老の女性も一緒に居た。
私自身も未熟で新米ではあるものの、母親という役割を彼にもらったばかり。
なので、こうした場面に遭遇すると多くの意味で敏感になる。




その3人のお子さん連れの母親は、私より少し年上くらいに見えた。
(私は1975年生まれ)
1番小さい赤ちゃんに授乳しようとベンチに腰掛けた際に、上の坊やが
ペットボトルのお水をこぼしてしまったようだった。
母親の足元が濡れてしまったらしい。
するとその母親は「ふざけんなよ!なんでママを汚すんだよ!」と
胸元を露出したまま怒鳴り始めた。
坊やとお姉ちゃんは一瞬かたまって泣き出した。
母親は「誰が運転して連れてきてやったと思ってるんだよ!何様なんだよ!」
と怒鳴り続け、「むかつく!許せねえ!もう帰る!」と。
授乳中の赤ちゃんには「むかついたからもうおっぱいあげれないから」と
意味不明の言葉をかけていた。
初老の女性は「ほらママを怒らせちゃ駄目なんだよ。帰るよ」と
上の子たち2人に声をかけていた。
完全に全てが間違っている。




「何様なんだよ」?
いや、あなたが何様なのか。
真夏日だ。足などすぐ乾く。
それよりもあなたのその醜悪で狂気に満ちた言動と人相の方が
よほど汚い。
そんな濁りきった声で、子供の前に在ること。
頭がおかしいのではないか。
どういう発想で我が子と接しているのか。
そしてこんな場面に居合わせても、私自身はいつも何もできない。
その無力さにも落胆と怒りを覚えた。




この母親も、今回の残忍という表現でも足りないニュースの母親も
共通しているのは傲慢さ・稚拙さ・安易さである。




この2人のお子さんたちの声を聴き、通報した周囲の人たちの行動。
それへの対処があまりにもずさんな児童相談所・・・
訪問した際に母親から応対が無いから書置きして帰る=
やれるだけのことはやったと言い切れる無責任さ。
尋常でない泣き声を連日聴いて通報を受けた警察も、踏み込まない。
法律のせいか?責任転嫁か?
生存の可能性あるうちに、術は必ずあったはずだ。



仕事やボランティアの場面で、風俗の仕事を務める女性たちと
度々ご縁があった。
そして私自身は風俗に偏見はないつもりだ。
皆様々な深刻な事情を抱えて、それを務めざるを得ない状況に
居た方々が8割だったこと。
そして真面目に務めるならば、究極の接客業であるから。




だが安易に、「お金が欲しいから」「遊びたいから」などという
甘く稚拙な発想でやるべきものではない。
多くの意味で。




また、よく「風俗に堕ちる」という表現がなされるが、
そうして【自己否定感覚や自虐的にしか捉えられえない、
少なくとも‘親’という肩書きを持つ、‘小さな子がいる’
立場の人はやるべきではない】仕事だと感じる。
(究極の接客業であり、笑い事ではない。)




堕ちる等という感覚でなく、我が子との日々を守る為に信念を
持って選んだ仕事=風俗なのであれば、何1つ恥じることもなければ
堕ちることも決してない。
どんな仕事も大変さの種類が違うだけで、お金をもらう以上
楽な仕事など何1つないはずだからだ。




激しい憤りと嘆きを憶えずにはいられない。
そして、この2人のお子さんたちに心から共感する。




本当に・・・
何て言葉をかけてあげるべきか判らない。
言葉が出ない。




それでも理解せねばならない。
こうしたむごい現実を引き起こす輩たちのことを。
分かち合う必要は全く無いが、何故彼女たちが狂気に甘んじて
横暴を遂行したのかの根源を理解し、周囲が的確な判断をして
きちんと対処せねば、この風潮は増えることはあっても消えることは決してないだろう。