解毒と脱却

諦めない。
脱却願望は私の感情ではなく、意志の力だからだ。
‘彼’と共に、灯りある道を。



そう決めつつも私の体調も心も時間経過につれ蝕まれ消耗して行く。
徹夜の3日間が明けて、‘彼’の元気が戻った途端に私がダウン。
一進一退というのが現実のペース・・・
それでも時間が目まぐるしく過ぎて行き、気付けば8月も中旬。
明日は満月だ。



先を見たい。
先へ行きたい。
いや、見る。行く。
私には帰る場所は無いが、その代わり何処へでも行けるはずなんだ。
スフィンクス・・・森の主かもしれない・・・?
‘彼’をもっと笑顔に自由に。
そして守る為にも。