唯一の改善点

もう37歳になる。
10年前、私はまだ己の現実から度々逃避する為に
何度となく自虐的な愚行を遂行し続けていた。
でもそれが今では夢のようである。
そんな気力も体力も暇も無い。
寧ろ己の力であろうと他からの影響であろうと蔑まされる
ようなことはしたくないのだ。




あと二ヶ月もすれば・・・
あの不吉な1並びの日がやってくる。
あれから23年も経つのだ。
それでも無念と虚脱は消え去る事はない。
ただこの現実において、今私と共に在るのは支配者でも怪物と
成り下がった侵略者でもなく、可愛い大切な息子である。
そして何かの折に、必ずあのイントロが耳の中で鳴る。
8年前の初夏からずっと。




8年前の夏より改善されたのは肌状態だろうか。
自分でも驚く程に透明感が増し、調子がいいのである。
引き続き精神と声と肌の透明度を高められるように在りたいと思う。